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第95回 センバツ高校野球について⑥【出場校紹介-北陸高校、東邦高校編】

 今回も、前回に引き続いて第95回センバツ高校野球の出場校について紹介させていただきます。第6回の今回は、北陸高校東邦高校について書かせていただこうと思います。まだ、これまでの回を読んでない方は、ぜひ一読していただけると幸いです。

第95回 センバツ高校野球について②【出場校紹介-クラーク記念国際高校、仙台育英高校編】 - baseball

第95回 センバツ高校野球について③【出場校紹介-東海大菅生高校、二松学舎大付属高校編】 - baseball

第95回 センバツ高校野球について④【出場校紹介-山梨学院高校編】 - baseball

第95回 センバツ高校野球について⑤【出場校紹介-専大松戸高校、健大高崎高校、慶應高校編】 - baseball

北陸高校(34年ぶり2回目)

 秋季北信越地区大会では準々決勝は日本航空石川高校(石川1位)を相手に5-0で、準決勝は福井商業高校(福井2位)を相手に4-3で、決勝は敦賀気比高校(福井1位)を相手に2-1で下して神宮大会に出場しました。投手は長身右腕の友廣投手(185cm.78kg)が中心となりそうです。135k前後のストレートが低めに決まった時には非常に角度を感じ、なかなか攻略しづらい投手であると感じました。Maxは142kとのことです。秋の段階ではストレートが高めに浮くことも多くまだばらつきがあるという印象です。しかし、将来が非常に楽しみな投手でありセンバツ大会からしっかりと注目しておきたい投手です。攻撃に関しては、1番を打つ1年生の水野選手(左打者)に注目したいです。165cm.64kgと小柄ですが、ヒットを打つ能力はかなり高いです。逆方向にもきれいに合わせて内野の間を抜いたり、外野の前に落とすことができます。残り1年半ほどの高校生活で体つきが大きくなり、パンチ力もついてくることを期待したいです。

東邦高校(4年ぶり31回目)

 秋季関東地区大会では準々決勝は海星高校(三重3位)を相手に11-1で、準決勝は大垣日大高校(岐阜2位)を相手に7-4で、決勝は常葉大菊川高校(静岡1位)を相手に7-2で下して神宮大会に出場しました。投手陣の中心はエースの宮國投手(177cm.80kg)です。140k前後のストレートと、カーブ(100k程度)、スライダー(120k前後)を精度よく投げ分ける右腕です。相手の意表を突くかのような100k台のカーブと、キレのある縦のスライダーをとらえることはなかなか難しいように感じました。特にツーストライク後はスライダーで三振を狙いに来る場面も多いです。打撃陣は、1番でセカンドを守る中村選手(173cm.70kg.右打者)に注目したいです。神宮大会では、初戦の大阪桐蔭高校戦で、世代No.1左腕とも呼ばれる前田投手に対して、高めのストレートをレフトにホームランを放つ場面もありました。チームに勢いを付けることのできる積極性のある打撃に注目したいです。攻守で投手を助けることもできる選手で、世代を代表するようなセカンドであると思います。現中日ドラゴンズの石川昂弥選手の弟である、4番を打つ石川瑛貴選手(182cm.84kg.右打者)にも注目したいです。センバツ大会では、宮國投手がいかに失点を少なく相手打線を抑えられるかがカギになるチームであると思います。

次回は、神宮大会で優勝した大阪桐蔭高校と、準優勝した広陵高校について紹介させていただこうと思います!