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第95回 センバツ高校野球について⑤【出場校紹介-専大松戸高校、健大高崎高校、慶應高校編】

 今回も、前回に引き続いて第95回センバツ高校野球の出場校について紹介させていただきます。第5回の今回は、関東地区代表の3校について書かせていただこうと思います。まだ、これまでの回を読んでない方は、ぜひ一読していただけると幸いです。

第95回 センバツ高校野球について②【出場校紹介-クラーク記念国際高校、仙台育英高校編】 - baseball

第95回 センバツ高校野球について③【出場校紹介-東海大菅生高校、二松学舎大付属高校編】 - baseball

第95回 センバツ高校野球について④【出場校紹介-山梨学院高校編】 - baseball

 

専大松戸(2年ぶり2度目)

 秋季関東地区大会では準々決勝は作新学院高校(栃木1位)を相手に4-3で、準決勝は慶應高校(神奈川2位)を相手に5-3で勝利、決勝は山梨学院高校(山梨1位)を相手に3-9で敗れるもセンバツ出場を決めました。チームの中心は大会No.1右腕とも呼び声高い野投(181cm.84kg)ではないでしょうか。長身できれいなフォームから投げ下ろす150k越えのストレートは非常に魅力的です。三振が欲しい場面では狙って三振もとれる投手です。彼は、ストレートに注目されがちですが変化球の精度も高いです。右打者に対して、アウトコースのスライダーで打たせて取ることもできる非常に実践向きの投手です。彼の活躍次第ではかなり勝ち上がれるチームであると思います。攻撃陣の注目は、4番で捕手の吉田選手(171cm.78kg.右打者)です。関東大会では変化球をうまくとらえレフトスタンドに放り込んだり、右中間方向に強いライナーで長打を放つこともできます。センバツ大会でも広角に打ち分ける打撃に注目です。

 専大松戸高校は、平野投手以外にもいい投手が複数人いるので、平野投手をうまく休ませつつ勝ち上がっていきたいところです。チーム全体としてバント練習もしっかりされているチームであると感じたので、その面も注目していきたいです。 

健大高崎(2年ぶり6度目)

 秋季関東地区大会では準々決勝は横浜高校(神奈川1位)を相手に5-2で勝利、準決勝は山梨学院高校(山梨1位)を相手に2-5で敗れるもセンバツ出場を決めました。エースは右腕の小玉投手(175cm.68kg)です。140k前後のストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと多彩な変化球を武器に打たせて取る投手です。秋の段階ではチェンジアップ、フォークは高めに浮くことも多いように感じたので、センバツ大会までにさらに制度を上げていければ、非常に打ちづらい投手の1人になると思います。健大高崎の注目は守備のいい二遊間と、走塁です。走塁に関しては、「機動破壊」と言われ昔から有名ですが、今年の二遊間のレベルはかなり高いです。セカンドを守るのは半田選手(168cm.65kg)です。柔らかい守備で確実性が高く、センバツ大会でNo.1セカンドと言われる可能性もあると思います。また、打撃面も注目の選手で、関東大会の横浜高校戦では。好投手杉山投手からホームラン、2塁打、内野安打と3安打を放つ活躍を見せました。杉山投手のインコースのまっすぐを振りぬいたホームランは素晴らしかったです。ショートを守るのは、1年生の田中選手(182cm.79kg)です。彼は、プレーが雑になってしまいエラーをしてしまうという場面も見ましたが、しっかりとさばいた時の守備はレベルの高さを感じました。堅実性も増してくると2024年のドラフト候補として面白い存在になってくると思います。 

慶應(5年ぶり10度目)

 秋季関東地区大会では準々決勝は昌平高校(埼玉1位)を相手に7-3で勝利、準決勝は専大松戸高校(千葉1位)を相手に3-5で敗れるもセンバツ出場を決めました。まず、投手陣は1年生の小宅投手(178cm.72kg)と松井投手(178cm.80kg)が中心となってきそうです。小宅投手は130k台前半のストレートと変化球をアウトコースに集めて内野ゴロを量産する投球スタイルです。制球力はセンバツ出場投手の中でも上位と言えるでしょう。また、彼はバッティングもいいので注目していきたいです。基本的に彼が先発登板します。そして、リリーフ登板の機会があると思われるのが松井投手です。サイドスローの右腕で右打者への横滑りのスライダーと、左打者へのインコースのストレートが武器になりそうです。出力がさらに増してくるととても面白い存在になりそうです。大学に進学し、どこまで伸ばせるか今から楽しみな投手です。攻撃陣は1番に入る丸田選手(173cm.70kg)が重要になってきそうです。ミート力があり、俊足である彼が1打席でも多く出塁し、2番の大村選手(163cm.68kg)に回しバントでつなぎクリーンアップで返すという流れを作りたいところです。5番~7番くらいの打順に入るとみられる清原選手(173cm.82kg)も神奈川県大会、関東地区大会でともにホームランを放っていることからも注目したいところです。おそらく彼が打席に入ると観客も注目すると思われます。

次回は、北陸高校東邦高校について紹介したいと思います!